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なぜ ムツゴロウ そして一番怖い生き物は?

畑正憲(ムツゴロウ)さん亡くなってしまいましたね。
小さい頃から動物は好きだったので、「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」は見てました。
その頃は、「北海道に住んでいる動物好きの陽気なおじさん」と思っていたんだけど、実はめちゃくちゃ頭が良くて、特に猛勉強した訳でもなく東京大学に一発で合格していたそうです。
ちなみに動物の生態記録の写真を撮るために、毛布をかぶって目だけを出している姿が「ムツゴロウ」に似ていた事から愛称がついたらしいです。今になって知りました。


いままで、いろんな動物と触れ合ってきて熊と散歩したりワニと一緒に泳いだりジャガーやヒョウなどの猛獣とも仲良くなるムツゴロウさん、そんな中ライオンに指を食いちぎられたのは話は有名ですよね。撮影中の出来事で、そこで自分が大騒ぎしたらライオンが悪者になり最悪殺されるかもしれないから平然を装いライオンは悪くない、近づいた私が悪いのだと。これを咄嗟にするのだからムツゴロウさんの動物愛は本物なんでしょう。
実は、このライオンは初めから危険だと言われていたそうです。だけどムツゴロウさんは大丈夫だと確信して、徐々に心の距離を近づけて最後には顔を舐められるまで仲良くなりました。だけど瞬間、背後にいた人が急に動き、それにびっくりしたライオンが檻にぶつかってきて、その時に檻にかけていた指がライオンの口に入ってしまい、手を抜いた時には中指が無かったそうです。

人間を特別扱いせず、人間もただの動物。地球上に生きている他の動物となんら変わらない、同じ「生きもの」として接してきたムツゴロウさんだから、あれだけの動物たちと仲良くできたんでしょうね。
ちなみに、ムツゴロウさんが一番怖い生物って何か知ってます?
インタビューで答えていた事があるんですけど、ヒグマでもライオンでもカバでもなく、それは人間だそうです。